BASS 研究所
● ラージマウス バス
原産国のアメリカではもっともポピュラーな淡水のゲームフィッシュとして親しまれている。
背側に暗褐色の斑点があり、吻から延びる幅広い黒褐色の縦帯がある。
日本への移植は、1925年(大正14年)実業家の赤星鉄馬氏により学術研究魚として芦ノ湖に放流されたのが最初。
現在では全国各地に分布している。
● フロリダ バス
ラージマウスバスの亜種で、フロリダ半島だけにみられた地域変異という説が有力。ラージより大型化するのが最大の特徴で、
60cmオーバーが数多く記録されている。
年間の平均水温が高く、ベイトフィッシュが豊富な湖ほど腹部に丸みを帯びたポットベリー体型になりやすい。
大型化する反面、環境や天候の変化に敏感で、ラージより釣りにくいといわれている。
● スポッテット バス
ミシシッピー川流域産が本種とされ、ラージとスモールを掛け合わしたような魚体には、舌に歯がある、
習性的にはにはスモール似で回遊性も高い。平均サイズは30p前後でラージより小型。
● スモールマウス バス
北米大陸の北東部に多く生息し、ラージより冷水を好む。遊泳力が高く流水域にも生息。
上顎の切れ目が目の前にある小さめの口が特徴。ほかにもエラブタのストライプや体側のこげ茶色のトラ目模様など、
ラージとの外見上の違いは多い。小魚、甲殻類、昆虫などを捕食し、産卵行動はラージとほぼ同様に行われる。
外来魚の中でも、一番問題視されている。
――――― 上記で紹介したバスはすべて日本で確認されている ―――――
世界では10種類のバスが確認されている。
〜バスが好む環境〜
淡水、汽水域なら生息可能で、16〜24℃が適水温といわれている温水生の魚、
しかし、氷結するような所でも、30℃を超えるような所でも生息が確認されており、
繁殖可能水温の16℃以上を一定期間保てる所であればどこでも繁殖し生きられる強い魚である。
〜ルアーでバスが釣れる〜
食欲 ルアーを本物のエサと思い込んで食いつく
反射 動くものや、逃げるものに反射的に食いつく
攻撃 自分のテリトリーに侵入してくるものを、追い払おうとする
好奇心 見なれないものを、とりあえずくわえてみる
〜感覚〜
視覚 形や明るさはもちろん、ほとんどの色を区別できるといわれている
聴覚 体の側面にある側線をはじめ、いろいろな部分を使って音(震動)また、微妙な水流をも感じ取ることができる
味覚・嗅覚 目の前方に4つの鼻孔を持ち、この鼻孔のシワにある細胞で水に溶けている物質の匂いをとらえる。